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マネーと国家と僕らの未来 2016年8冊目

マネーと国家と僕らの未来 ★★★☆☆



ビットコイン、ロボットを絡めた脱・中央集権化の本。


自分は社会、会社、国に依存するあまり、それらを自然に守ろうとしている。
その先は、過労死だったりタクシーの初乗りの高さなのかもしれない。

いかに、自分の頭がかたいかを自覚できた。
定期的に堀江貴文の本を読まないとダメだ。


対談形式で内容がちょっと薄いのと、カタカナ多用が気になった。


p.65

ウェブ上で地球上のどこでも瞬時につながるようになった世界では、ビットコインのようなボーダレスな通貨が普及するのは当然だし、もっといえば国家や国境が重要性を失っていくのは明白だからだ。まだ、IT革命が始まってたった20年が過ぎただけ。次の20年にはもっと、予想できないことが起こると思う。

20年か。すごい変化だ。


p.91

金杉:ビットコインマネーロンダリングに使われる、アングラマネーに使われる、補足できない取引に使われると、国家は警戒し、国の根幹を揺るがすと考えるでしょう。
堀江:潰す主体がないのだから。エクスチェンジ(ビットコイン交換所)を潰そうとするかもしれないけれども、民主国家を標榜する彼らには、エクスチェンジを潰す大義名分がない。

内容紹介
ビットコインは未来への感度を計るリトマス試験紙だ!
日本ではいかがわしい金融商品のような扱いを受けたビットコイン。この扱いにこそ、現代日本の閉塞性が象徴されている。なぜならビットコインには、通貨そしてその発行権を独占してきた国家の在り方を揺さぶる可能性が秘められているからだ。
中心的な発行主体がなくアルゴリズムで動くビットコインは、ごく一部の人間の恣意的な金融操作が働かないという意味では、国家が発行権を握る既存の通貨よりも民主的とすらいえる。通貨以外にも、教員などの免許制度、就活、さらには領土や国家という枠組みそのものにいたるまで、実は既存のシステムが、最大多数の最大幸福の実現を妨げている面は少なくない。
では、テクノロジーを駆使して既存システムを解体し、アルゴリズムに任せればフェアな世界は実現するのか。それともアルゴリズムだけでは掬いきれないものがあるのか……。
ビットコインを切り口に、新しいテクノロジーがもたらす未来を展望する、スリリングなトークセッション。